プロのインテリアコーディネーターを地域別、得意分野別に紹介。インテリアコーディネートをプロに依頼したい方はもちろんプロを目指す方、既に活躍されている方が集うウェブサイトです

インテリアコーディネーター名鑑 interior coordinator directory
TOPインテリアコーディネーター名鑑とはインテリアコーディネーター掲載者一覧インテリアコーディネーターブログ一覧書籍情報リンク集
インテリアコーディネーター名鑑とは

(5)インテリアコーディネーター…生活に密着した家をつくるスペシャリスト

住み心地、使い勝手のよい家をつくるためには、計画の初期から「生活実感がある」専門家に相談すべきではないでしょうか。
この「生活実感のある専門家」こそがインテリアコーディネーターなのです。
インテリアコーディネーターというと皆さんは、壁紙の色や柄を決めたり、照明器具を選んだりする人というイメージがあるかもしれません。確かに住宅会社などで住宅計画をすると、そういう役割を担っているのがインテリアコーディネーターです。
しかし、本来インテリアコーディネーターは、住宅計画の中で生活者の立場から実生活に密着した提案をするのが役割で、壁紙や照明器具を選ぶことはその仕事の中のごく一部にすぎないのです。
先ほど住宅計画のテーマのところでとりあげた「ゆったりとくつろげる癒しの空間」「家事のしやすい家」「キッチンの充実した家」「和のテイストを取り入れた空間」などの項目は、インテリアコーディネーターの得意とするところです。
一方、「二世帯住宅」「バリアフリー住宅」「健康住宅」「冬暖かく夏涼しい家」「エコロジーな省エネ住宅」といったテーマは、間取りの取り方や住宅建材、工法などに関係し、インテリアとは縁が薄いように感じられます。しかし、二世帯住宅では世帯ごとの家事動線や収納の問題、バリアフリー住宅では手すりの設置高さや車いすで使用するキッチンや浴室の問題、健康住宅では部屋の換気設備や家具の材質……等々、生活者の実感に立って細かくチェックしなければならないインテリアの要素がたくさんあるのです。
さらに言えば、「地震に強い家」のように建物の構造だけが問題視されるテーマでも、飛散しにくいガラス、家具の転倒防止、食器の収納方法など、インテリアに関わる検討項目がいくらでもあります。
このようなインテリアに関する要望に応えるのがインテリアコーディネーターです。
住宅の構造はそのまま残して内部だけを変更するリフォームの計画で、インテリアコーディネーターが相談に乗ることが多いのもそのためなのです。
ですからリフォームばかりでなく、土地探しや住宅の構造、間取りなどから計画を始める新築住宅でも、住宅の「住み心地」や「使い勝手」にこだわって家を計画するなら、早い時期からインテリアコーディネーターに相談するべきだということがおわかりいただけたかと思います。