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平田 治子
Haruko Hirata
〜人生の多くを過ごす空間だからこそ、見た目のきれいさだけにとどまらないで。〜
商 号
A la maison
住 所
大田区田園調布本町43-14
TEL
03-3726-1688
FAX
03-3726-1688
ホームページ
http://www.a-la-maison.jp
営業時間
10:00〜18:00
休 日
土・日・祝
家作り・生活空間を考える上で、「インテリア」を重視する欧米と比較し、日本は、間取り・外観・住宅設備機器等に多くの検討がなされることがあっても、「インテリア」の検討は不足しがちです。住まいは、「人を育み、人生を過ごしていく、最も大事な生活空間」になることから、生活空間そのものといって過言ではない「インテリア」について、十分に検討を行っていただきたいと思っています。そして、ご家族の描く理想的な生活空間の実現のためにも、生活空間のご希望を、インテリアコーディネーターを交えて相談されることをお勧めします。
「生活空間コンセプト」の構築
ご家族にとって理想的な生活空間を描くにあたっては、まず「生活空間コンセプト」を構築することが重要になります。
家族構成、日常生活のパターン、地域の特徴、来客の有無、余暇の過ごし方等、現状のライフスタイルを伺った上で、今後のライフスタイルを想定していきます。次に理想とする今後のライフスタイルを実現していくために、生活空間の面から、どのような貢献ができるかを検討し、「生活空間コンセプト」を明確にしていきます。一例ですが、「家族の会話が弾む家」、「お友達が楽しく集まる家」、「趣味を満喫しながら、くつろげる家」等、お客様が重視される要望から、柱となる全体コンセプトを明確にしていきます。その上で、リビング、ダイニング、主寝室、子供部屋、キッチンをはじめとする水廻り等の部屋について、「空間別コンセプト」を一緒に設定していきます。
「機能面」「心理面」をおさえたインテリア設計へ
「全体コンセプト」、「空間別コンセプト」が明確になったところで、具体的な「インテリア設計」に入っていきます。この段階では、各空間における「機能的なすごしやすさ」と「心理的なすごしやすさ」を追求していきます。
「機能的」なすごしやすさを考慮した住まいは、奥様の家事効率に加えて、ご家族全員の生活効率を向上させます。
「機能的」なすごしやすさを実現するための検討として次のものがあげられます。
1.ご家族のライフスタイルや「朝・昼・夜」、「平日・休日」等、時間毎の生活パターンを認識し、各家族の生活動線の効率等、機能性・利便性を考慮すること
2.家族のニーズにあわせた機能を持つ、家具・住宅設備・家電等を検討すること
3.家族構成の中から、生活習慣にあわせ、どれだけの量の収納が、どの場所に必要かを考慮して収納計画をたてること
「心理的」なすごしやすさを実現するための検討例として次のものがあげられます。
1.ライフスタイルに貢献する空間であり、かつ、お客様の心理的な満足を得られる空間にすること。家族を集まりやすくしたい等の場合には、いかに集まりやすくするかを空間の中で、実現していく必要があります。家族の姿を見渡しやすいレイアウトや、会話の弾みやすい適度な距離を意識したレイアウト等。
2.お客様が心地よいと感じる、インテリアテイスト(モダン・ナチュラル・エレガント等)、デザイン、色、素材等を把握した上で、空間を作ること
「機能的」なすごしやすさと「心理的」なすごしやすさは相互のバランスを考慮しながら、両面の向上を目指すべきものになります。
「機能」が充実していたとしても、「心理的」にくつろげない空間では意味がありません。また購入意欲を高めることを目的とした住宅モデルルームに多く見受けられるように、見栄えのするコーディネートにより「心理的」によいと感じられたとしても、ご家族ごとに必要とされる「機能性」が満たされていなければ、現実の生活の中でストレスを感じることになるでしょう。もちろん美しく見える空間作りは、非常に大切です。ただ、実際の生活空間は、人生の多くを過ごす空間だからこそ、見た目にきれいなものだけに留まってほしくありません。こうした“機能的なすごしやすさ”と“心理的なすごしやすさ”は、ご家族ごとの日々の生活に根付いているものなのです。ご家族ごとに異なるご希望をしっかりと把握し、この両面の充実を図っていきたいと思っております。
色による生活の向上
インテリアをご提案するときには、生活空間のカラースキーム(色彩計画)も同時に提案していきます。これは、空間の中で使用される色・素材・柄などの色の調和を図るためのものですが、同時に、心理的な影響を与える色の効果についても、考慮するように心掛けています。色彩心理という分野の研究があるように、色と心理は大きく関係しています。ある商品を見たとき、暖かい色・冷たい色・楽しい色などと感じることがあるように、生活空間全体においても、色は、生活を過ごす人に大きな影響を与えています。
細かい一例になりますが、子供部屋を例にとって見ます。積極性を持ってほしいお子様の場合には、オレンジや黄色などの色をお勧めしますが、受験に向けて集中して勉強してほしい時期のお子様の場合には、集中力を高める青や緑のような色をお勧めしています。オレンジや黄色は、気持ちが高揚する色のため、積極性は出やすいのですが、落ち着いて勉強する環境には適さないのです。こういったものは、カーテン、ベッドカバーなどのファブリックで時期に合わせて変化させて取り入れていくことが可能です。
こうした色彩心理を生かすことで、お部屋ごとにより過ごしやすい空間作りができるのです。
インテリアとのめぐりあい
生まれてから20年以上、多くのインテリアショップや雑貨店が軒を連ねる「自由が丘」で育ちました。洗練された品々に触れ合う機会が多かったことから、自然とインテリアに興味を持ったのだと思います。また、大学時代にイギリスに留学する中で、ヨーロッパの生活文化を学ぶ機会を得ました。ヨーロッパでは、カーテンなどのファブリックの使い方がとても美しく、家具も代々大切に引き継いで使っていました。この影響もあり、上質なものを長く大切に使っていただけるようなインテリアのご提案をさせていただいております。
大学卒業後、金融機関の国際金融部に勤務。その後の結婚生活を通じて、「機能的」に家事を行える住まいの重要性を実感するとともに、家族が帰ってきたい場所、家族の心のよりどころになる場所としての「心理的」な住まいの重要性を感じ、生活空間の大切さを強く実感しました。インテリア・設計を学んだ後、設計事務所・インテリアデザイン事務所にて勤務する中で、お知り合いの方からの個人的な依頼が自然と増えてきたことから、インテリアデザイン事務所を開業し、現在に至っています。
最初の段階における、生活空間・インテリアのご希望は、漠然としたものであっても構いません。お話をしていく中で、お客様の暮らし方やご希望を汲み取り、生活空間コンセプトを一緒に構築し、「機能的」「心理的」に過ごしやすい空間を実現できるようご提案していく形になります。
時に難問にぶつかることもありながらも、最終的には、お客様のご希望を反映した世界にひとつだけの夢のマイホームを作り上げていくお手伝いをさせていただく……それは、非常に責任のある仕事でもあります。
マイホームが完成した後のお客様の笑顔に触れる度に、この仕事に携わらせていただいた喜びを感じます。これが、この仕事の一番の醍醐味です。
【Profile】
1974年東京都世田谷区生まれ。学習院大学卒業後、金融機関の国際金融部を経て結婚。町田ひろ子アカデミーを卒業し、設計事務所、インテリアデザイン事務所を経てインテリア事務所“A la maison(アラメゾン)”を設立。モダンさを取り入れながらも上質感・高級感のあるインテリアで依頼主から好評を得ている。カラーコンサルタントとしても活動を行っている。現在取得している資格は、二級建築士・インテリアコーディネーター・色彩検定一級。
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