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中西 啓苡子
Keiko Nakanishi
〜私にとってコーディネートの原点とは……人の思いが住まいを変え、住まいが人を幸せにする〜
商 号
(トータル・インテリア・プラン)ライフ・メイク K 主宰
住 所
〒440-0843 愛知県豊橋市東幸町長山41-1
TEL
0532-64-2386
FAX
0532-64-2386
十人いれば、十人の価値観があります。 「家は住めれば良い、機能さえ満たしていれば良い」「収納をなるべくたくさん作っておきたい」「趣味を楽しむ為の空間が欲しい」等々、思いはそれぞれです。
本当に家に対してさまざまな思い入れがあります。しかし、その思いが本当に、明確な意思によって考えられたものなのでしょうか?
家造り・家のリフォームは「どの様に住みたいか」というハッキリしたビジョンを持つことから始まります。
私のコーディネート計画は第一に、クライアントの思いを120%受け止めることに心掛けています。こちらからの一方的な押し付けではいけません。その上で、こうなったら良いなと思う事を提案し、お互いに有意義な話し合いを持てれば……と思います。
豊かな空間により心豊かな生活が送られる、それによって人生自体が変わってくると私は思います。クライアントがこの思いを受け入れてくれれば幸せです。
どう生きたいかが住まいを決定づける
最近は、ペットブームです。ペット共生住宅の提案も多くなっています。犬や猫、小鳥、熱帯魚、その他色々なペットがいます。犬は寂しがりやで家族と一緒にいるのが大好きです。ちょっと冷たそうな猫も家族との触れ合いが大好きです。
しかし、ある時はキャットウォークに登って澄まし顔。犬も、安心して居られる場所が無いとストレスがたまってしまいます。
安全に、又快適にペットが過ごせるようにするのに最も重要なことはペットの動線計画です。安全という側面から捉えると現在良く使用されている硬いフローリングは良くありません。外で生活しているペットにとってあまりにも滑りすぎます。骨折やヘルニア、腰痛の原因となってしまいます。
ハード面として重要なことですが、もっともっと大切な事としては人間とペットが一緒に暮らす為の「しつけ」にあるのではないでしょうか? たとえば、犬はオオカミと似た習性があり自分が属する集団のなかで「誰がボスなのか」を見極めようとします。私たちは少なくとも犬からリーダーとして慕われる存在でなければなりません。ここが重要です。その上で「しつけ」をきちんとしなければ人間と犬との信頼関係は生まれないでしょう。
このことはそのまま人と人、すなわち家庭生活にも当てはまらないでしょうか?「しつけ」という言葉に「どの様に住まうか」を考えるヒントがありそうです。言い換えれば、クライアントがどのように生きたいか、どの様になりたいかと言う思いが「住まい」を決定していくものではないかなと思っているところです。その「思い」により空間が光を放ってくれたら本当の豊かさを体験できるでしょう。
環境から建築を決める逆転の発想も重要
私の表現方法として、門、アプローチ空間と建物の外観、又リビング空間と外部テラス空間との一体感を重視しています。浴室等にも坪庭を設置し「ゆとり」や「くつろぎ」の空間を演出します。これからは建築から敷地全体を決めていくのではなく、エクステリア等から建築を決める逆転の発想も重要になってくると思います。
いにしえの時代は偉大なる自然がまずありました。その中で人工の物を造りました。それが自然体でしょう。寺院建築は仏教を普及させる為に必要でした。奈良・平安京は国を治めるのに必要でした。城郭建築は地域を支配するのに必要でした。この様に大いなる自然に対して明確な意思が表現されています。そこに本来の美しさがあります。農家は自然と向き合って生きていく知恵が、商家には商人の知恵、武家には武士の知恵が現れています。私はそれぞれ特有の地域の中での景観が素晴らしいなと思います。
住まいはシェルター──安心して暮らせる住宅を追求
最後になりますが、私は東海地方に住みコーディネーターとしての仕事をしています。今、この地域は「東海地震」が起きることが取りざたされています。様々な情報が氾濫する中、信頼できる正しい情報をもっている方がどれだけ居るでしょうか?
今後30年以内に東海地震が起こる可能性が90%をこえています。東海地震が発生すると今までの傾向から東南海地震も同時発生します。愛知の県下大半の地域が震度6弱以上の揺れが襲ってくるでしょう。その時の状況がどのようなものか……。この揺れでも昭和56年以降建築の建物はほとんど倒壊しません。問題なのは昭和56年以前の建物です。木造耐震診断値が、0・4を下まわる建物の大半が(最悪の状況を考えると)大破か倒壊の状況になると予測されています。倒壊の状態になると、家の中から逃げ出す余裕はまず無いでしょう。しかし現実には自分は何とかなるだろうと安易に考えている人が多いのに驚きます。津波が来るのを見ていて状況判断が出来ず呆然として行動を起こさない状態と似ているのではないでしょうか。私自身、少し前まではこのような状況でした。
建物のリフォームの分野では、私は耐震化アドバイザーやエクステリアプランナー等々の方々と協働し、広い視野に立ち安心して住める住宅、心豊かな暮らしを実現するための提案を常に心掛けています。
【Profile】
愛知県蒲郡市生まれ。結婚後は、環境豊かな海、山に囲まれた豊橋に在住し今日に至る。設計事務所、住友林業(株)勤務後独立してミサワホーム(株)と業務委託契約を結ぶ傍ら、インテリアスクール講師、整理・収納アドバイザー、住宅・マンション・店舗等のトータルインテリア・リフォーム等に携わる。2004年、2005年、2006年インテリア産業協会インテリアコーディネーションコンテストにおいて支部長賞受賞。ICとして人に優しく、環境に優しく、そして私自身の気持ちも優しくなれる安全で健康な住まい作りを提案していきたい。
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