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インテリアコーディネーター名鑑 interior coordinator directory
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インテリアコーディネーター掲載者詳細
坂野 民枝Tamie Banno
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〜日々の暮らしを楽しむ:それぞれのインテリアを提案します〜
商 号
坂野 民枝
住 所
〒461-0001 愛知県名古屋市東区泉1−10−30 ローレルコート久屋1102
TEL
052-971-4707
FAX
052-971-4707
ホームページ
http://iclesson.com/
ブログ
http://blog.goo.ne.jp/bannotamie/
活動エリア
全国

初めの一歩

 写真館を経営していた父。日本のカラー写真の過渡期の研究を近くで見ていて、徐々に美しい色に仕上がっていく様子に感動していました。又、母と一緒に呉服屋さんに行く時は、染め型紙のデザインや染料見本を見る事が楽しみでした。私が今、インテリアの仕事につながるのは、子供の頃の影響もあります。
20年前、新聞の小さな記事からインテリアコーディネーター制度を知り挑戦。合格はしても建築に知人もなく、その頃、OL時代から続けていた草月の勅使河原宏家元が活け花を様々な空間に広げた時期で、空間構成のセミナーが建築家の安藤忠雄氏を招いて、草月会館で開かれました。講演後、インテリアコーディネーターの職業としての将来性を氏に質問し、『これからの時代、建築も分業になるので良いでしょう』と言う言葉を頂き、その時プロになることを決心しました。
私の第一歩の始まりです。

百花百様・十人十色

 受け取ったメッセージを[インテリア]の形にします。
イメージ作りの前に伺うお話では、お客様のプロフィールなどと共に、大切にされている事、新しい生活スタイルが、色々な言葉・形で伝わってきます。その思いを大切にし、心地好いと感じていただける上質な空間造り。そのために、私が考えていることを御案内いたします。
(1)視線と動線
その人がいるからそのインテリアがある。
生活感を前面に表さない空間造りには、動線を十分に検討し、家具の配置と、余裕のある収納スペースが必要です。
絵画や置物などのアクセントも視線と動線を考え、意味のある場所にします。 ご家族、お手伝いの方、ヘルパーさんなど複数の方が使われる共有の場所は、特に、わかりやすく、取出した物も、戻しやすい形にします。
「どこに何を」の前に、「誰が、いつ、何の為に」を加えて考えます。
見て楽しむインテリア、くつろぐ空間は、隠す部分もあらかじめ検討しておきます。
(2)色&柄&形
具体的に内装材、設備、家具、ウィンドウトリーメントなどを御提案する時には、機能と共に、色・柄・形いずれも大きさのバランスを考慮します。お好みのものを集めてイメージをまとめる時、一番重要なのがこのバランスです。エレガントでも、カジュアルでも賓の良い空間を造るには、何を足して、どれを引くのか熟考します。
(3)室内空間&外部環境
一軒の家の中でも部屋の向き、窓の大きさドア位置により、温度差、風の流れが違います。これは内装材の色や家具の配置や向き、音を出さない、入れないなどに配慮します。交通量の多い道路や、公園に近いとか、人通りの多さなどは、窓やカーテンからの視線やメンテナンス性を検討します。商業施設などの場合は、オーナーの方がリニューアルを何年後に考えているのかなどもプランの参考になります。
(4)自然の光と照明器具
購入した洋服の色がショップと家では違って見えた事を一度は経験されたのではないでしょうか。住宅の新築、リフォームの打合せでは、内装材・家具・キッチンの扉材など自然光でも確認していただいています。
照明器具のデザイン、必要な明るさと、照明の光の色の選択も重要なポイントです。光源は活動的にも、やすらぐ気分にも空間の存在に影響します。
LEDや新しい蛍光灯など次々に開発され、インテリア部材の新商品やデザイントレンドの情報も最近は特に回転が速くなっています。
(5)質感・五感
それぞれの場で必要とする機能、材質、手触り、安全性や見た目までも含めた質感を大切に思っています。又、植物の匂い、アロマの香り、五感への心地好さはその空間に身を置いて感じるものです。使いづらいものはやがて美しくなくなる。愛着のあるものは、時を経て旧くなっても個性になります。
インテリアのイメージが最初から明確にある方、そうでは無い方もいらっしゃいます。
会話を重ねた御相談で、その方の個性を入れた、インテリアができていきます。

茶室とティータイム

 玄関先を訪ねて、『一服していってください。』と言われたら、(お茶を差し上げますのでどうぞお上がりください。)という意味です。この[お茶]が茶道の盛んな地域では抹茶の場合もあり、お茶室の御相談もあります。
私自身は、表千家の地方講師のお免状もあり、歴史的な建築にも興味があり、国内、海外、出かけています。
茶室の造りは、基本部分はその方の流派やその師匠にあたる方の考え方に合わせます。
和室の広さや格式、他の用途と兼用するのか・水屋の形態・置炉か炉を切る・電気炉か炭火を熾す・床の間の意匠にはどこまでこだわるのかなど条件を整理します。本格的な露地・蹲などを含めた茶室造りは、庭師さん、銘木屋さんなどとの連携になります。どこかの茶室の写しは、お手前に不都合な場合がありますので、条件と合わせて考える事が必要です。
いずれも、気軽に親しい方とお茶を楽しむ機会が増える茶室であってほしいと願っています。完成したお茶室で戴くお茶は格別です。
ロンドンのあるご家庭を訪ねた時、午後のお茶の時間に、お庭の花がこちらを向いているような景色を見ながら、スコーンをいただいたことがあります。奥様のお茶を入れてくださる仕草と紅茶の香りに旅の距離の疲れもホッとします。
時と場所、様々なティータイムが作り出すくつろいだ気分、そういう空間のインテリアに関わりたいと思っています。
【Profile】
1988年〜1989年 セキスイルーミング
1989年〜1991年 木部木工パルコ店
1991年〜   愛知リフォームコンクール入選
1991年〜   インテリアスクール講師
1991年〜   三井ホーム(株)
【コーディネート実績】
戸建住宅 500件
マンション 多数件
商業施設 約30件
その他
【License】
インテリアコーディネーター
2級建築士
宅地建物取引主任者
キッチンスペシャリスト
福祉住環境コーディネーター2級
カラーコーディネーター2級
照明コンサルタント
【Private】
趣味 趣味は増え続けます。草月流[師範1級]表千家[地方講師]20代から続いています。
好きな動物 犬、猫、その他、命のあるものは可愛く、いとおしい。シャープ[犬]は、家族でした。
よく行く場所 美術館巡り。和洋、新旧、美しい物、大切にされた物は新鮮な感動を与えてくれます。
家の中で好きな場所 ダイニングテーブル。郵便物、書類、雑誌、小説、電話、時には友情、沢山載せてます。
好きな色 色々! 嫌いな色はありません。組み合わせを楽しんでいます。デザインも色々楽しい。
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