「人と接する奥の深い仕事」を求めてこの道へ
京都生まれ。
5人姉妹の長女として育った。
父と母に教えられたのは「どんなことも分かち合いなさい」ということ。今でも姉妹がお互いを思いやる気持ちが根底にあり、皆が助け合い仲が良い。
幼い頃は活発で、特に好きな科目は図工と音楽だった。当時から、何かを「創る」ということが好きだったようだ。
また学生時代は、どんな友達とも幅広く仲良くなれるタイプだった。
「人が好き」で関わっていくという気質は、将来の方向性を決め、いまも仕事の上で大いに役立っている。
「人と接する仕事」がしたいと販売関係の仕事に就いた。
店舗のディスプレイなど幅広く業務を担い、反響もあり楽しかったが、もっと人との“奥深い関わりができる仕事を”…と模索していた頃、あるとき、書店で就職情報誌をなにげなく眺めていると、何も考えず開けたページが、偶然にも『先駆けインテリアコーディネーター』の特集だった。20年前のことである。
「これだ! こんな仕事がしたい!」
私は初めて知る『インテリアコーディネーター』という職業に、これなら私の生涯の仕事にできる、と決意。さっそくインテリアの学校に通った。
インテリアコーディネーターとして“あきらめない日々”
学校を卒業し、インテリアコーディネーターとしてスタートした。
当初は、現場監督の見習いや営業アシスタントの業務を兼任しながらIC業務を経験させて頂いた時期もあった。
あの頃を振りかえると、様々な葛藤があったが今までの経験に無駄なものはなく、あの頃の全てが、現在のICとしての貴重な学びの材料となっている。
何度も辞めようとしたこともあったが、現場でお客様と打ち合わせしたものが、形になっていき、外観・キッチンやユニットバス、壁紙が貼られ、照明やカーテンが設置され、お客様からの喜びのお声を頂いた時は “この仕事やっぱりやめられない!”と純粋に思った。
今でも、お客様に満足して喜んで頂けた時の充実感は、私のIC業務の何よりのパワーになっている。
独立も人との繋がりから
独立・会社設立も、人との繋がりによる自然のなりゆきだった。
お世話になっていた会社が京都への進出を図られ、50区画分譲のIC業務のお話を頂いたのがきっかけとなった。
以後、沢山の皆様のお陰で支えられ助けられ、独立して6年目を迎えている。
独立させて頂けたことは、私の人間成長の大きな糧となり、本当にありがたいことと、心から感謝している。
現在は、戸建て・マンション・モデルハウス等の居住空間のインテリアコーディネート業務の他、照明や、ウインドウトリートメント(カーテン)のプランニング施工、内装リフォーム、インテリア物販、インテリアコンサルティング、空間ディスプレイ等、実績は既に500物件を超えている。
最近、携わらせて頂いた監修モデルハウスも好評で、テレビでも放映して頂いた。
仕事の心構えと会社の理念
インテリアの業務に携わる心構えとして、“お客様の快適な空間づくりのお手伝い(インテリアのお悩み解決)”というスタンスを忘れず、けっして自分の作品をつくるのではないということ。そして、どんな事も“固定観念にとらわれない”ということを心がけている。
また、会社の理念においては、おひとりおひとりに合ったライフスタイルで「楽しく」暮らしてほしい、というシンプルな想いから『快適な空間づくりと“癒し”のライフスタイル提案で、誠まごころ・最大多数のお客様の最大幸福の実現、実践を目指す』とさせて頂き常にこの想いを軸にお役にたてることを考え続けて行きたい。
最近の活動と今後の希望
当社では、住まいの「インテリアアドバイザー」として、お客様との繋がりを大切に、生涯のおつきあいをしていく一環として“ライフスタイルパートナー”というメンバー制のコミュニティを発足。インテリアをテーマとした情報発信や、セミナー勉強会、交流会、住まいのインテリアのアドバイス等を随時行っている。
また今後、手がけて行きたい事柄は、
◎リビングスタイリスト業務
アート(絵画)の選定・観葉植物やアロマを空間の中にコーディネートすること。
◎エクステリア・プロデュース
建物とエクステリアを一体とみなしたエクステリア空間のご提案。
◎店舗プロデュース
店舗のディスプレイやトータルコーディネート等、夢はつきない。
このような活動をまじえて、 沢山の人にICがもっと身近にいる存在だということの理解と認知度を高めていきたい。
蓄積したIC業務の経験をこれからを担うICの人達にリレーションしていくこと。また、お互いに切磋琢磨して、マインド(観点)スキル(技術)ナレッジ(知識)を高めていくことを、長年続けてきたインテリアコーディネーターの仕事に対する 「恩返し」だと考えている。
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