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高原 美由紀
Takahara Miyuki
〜“幸せはいつもここから”心と五感に響き人生を輝かす環境創造〜
インテリアには人を幸せにする力がある。
ただ美しいだけではない、科学的根拠に基づいた環境デザインが
家族と会話したくなり、人を呼びたくなる家を創る
商 号
有限会社カサゴラコーポレーション一級建築士事務所 代表取締役
住 所
〒141-0032 東京都品川区大崎1-18-2
TEL
03-3779-6080
FAX
03-3779-6081
WEBSITE
http://casagora.net
心理や五感に働きかけるインテリア空間が家族を幸せにする
Q 仕事の信条をお聞かせください。
A 「人の健康と幸せを空間から」ということです。インテリアには人生を幸せにする力があります。それを意識しないで部屋をデザインすると、家族のコミュニケーションが崩れたり、心や体の健康を害したりすることがあります。インテリアは人をおおう衣服のような空間です。気づかないうちにさまざまな影響を受けています。そればかりか、その人の心がインテリアに反映されて、負のスパイラルにも正のスパイラルにもつながります。住まいが心地よい居場所となれば愛情が生まれます。愛情のある空間は、大切にされ手入れされて、さらに温かい場所となっていきます。私はインテリアから健康をサポートし、人生を幸せにする空間づくりをめざしています。
Q インテリアデザインの方法はどのようにされていますか?
A まず、住まい手の本当のニーズを引き出し、それに基づいて空間を読み解いていくことです。そうすれば自ずから方向性が見えてきます。
以前、リビングに家族のかばんや服などが散乱して困っているお客さまから、収納が欲しいというご要望をいただきました。でも実は物が散乱する原因は、玄関からリビングまでの動線や、玄関の冷たさ、リビングのレイアウトや居心地の悪さにありました。それを改善することで、帰ってきた家族が、玄関のコート掛けに服を掛け、リビングの一角の所定の場所にバッグを置くようになり、人と物の両方に最適な居場所ができました。お客さまのニーズに対して、環境のマイナス要因をプラス要因に変えること、プラス面を生かしていくことで、より良い空間になります。キッチンの配置、テレビの位置などを少し変えるだけで、家族関係が改善できることもあります。
モデルルームでもニーズと空間を読み解くことは同じです。例えば、こちらで紹介しているマンションは、梁が大きく気になりました。そこで、空間が左右対称になることを利用して梁をデザインに取り込むことで、クラシカルなインテリアを引き立たせました。
このようにインテリアの持つ力を意識してインテリアづくりを心がけた結果、お引き渡し後に実施しているインタビューでも、「早く家に帰りたくなった」「人を呼びたくなった」「家族の会話が増えた」「毎日が楽しくなった」というお客さまからのお声を数多くいただいております。
夫や子どもたちが料理を作りたくなるキッチンとは?
Q キッチンの配置も心理学的に重要だとか。
A キッチンが壁に面して配置されていると、子どもが話しかけても、いつもお母さんは背中を向けたまま、振り返る姿勢で答えることが多くなります。これでは、こどもは正面から受け止められていないという体験を繰り返すことになってしまいます。キッチンがリビングダイニングを向いていれば、家族のコミュニケーションがスムーズになり、会話がなかったとしても子どもは安心してダイニングで勉強するようになります。
夫がキッチンで料理の腕をふるいたくなるには、対面式で、料理している姿が格好良く見えるよう、キッチンがステージになること、窓際にあって明るいことなどが有効です。また、キッチンと食器棚との間のスペースを広くとると、家族みんなが料理や準備に参加するようになりますのでおすすめです。
◆私の履歴書
デザイン事務所、アメリカ留学を経て1996年、有限会社カサゴラコーポレーション設立。主要ディベロッパーのマンション・モデルルーム多数、戸建住宅の建築設計、インテリアデザイン、マンションのリフォーム、レストラン・物販店・美容室等の店舗デザイン、ディスプレイ設計、養護施設・病院・学校等のインテリア等々、幅広く手がけてまいりました。他にインテリア関連講座の講師、豊富な海外体験に基づいて商品開発のアドバイスなども行っております。
社名のCASAGORAは、CASA(住まい、家族)とAGORA(広場、社会環境)を組み合わせた造語。家を最小単位の“環境”ととらえ、しあわせな環境創造をめざす当社の理念を表しています。
◆科学を取り入れた「幸せになるインテリア」づくり──自宅も実験室に……
インテリアの持つパワーについてインテリアの持つパワーについて科学的に研究しています。建築の知識だけでなく、環境心理学や行動学、生態心理学、心身医学などを統合した人間科学としてインテリアを考えています。インテリアはストレスを軽減し心の安定を保つことや、人間関係の改善に役立ちます。そして、心身の健康に役立つ予防医学としての可能性もあることがわかってきました。
インテリアが心身に与える影響について、自分自身で試してみようと思い、自宅の寝室の壁を一面だけピンクに塗り替えました。ピンクは女性ホルモンの働きを活発にする効果があるといわれるからです。
施工前に病院で検査を行い、塗り替えて4週間後に再検査し、色の効果を身をもって確認しました。これからもいろいろな研究を深めていくつもりです。
◆マイ・トレンド──セミナー活動でインテリアを スマホのアプリも作りました
より多くの方々に空間が人に与える影響を知って、もっとインテリアを利用していただきたいとの思いから、専門学校やインテリア関連企業からのセミナーのご依頼をお引き受けしています。講師の仕事はインテリアの裾野を広げるとともに、自分自身の勉強にもなりますので、積極的に取り組んでいます。
また講師業との関連で、アイフォン、アイパッド用のアプリ、“The検定”に 「幸せになるインテリア」を提供しました。Apple Storeから「The検定」で検索、無料でアプリがダウンロードできますので、ぜひ一度ごらんになってください。
(画像をクリックすると拡大表示されます。)
モデルルーム(兵庫県甲陽園)
高級住宅地に立地するマンションのモデルルーム。歴史的な洋館があり、明治、大正期の雰囲気を残す地域にふさわしいクラシカルとモダンが融合したテイストを追求した。
モデルルーム(兵庫県甲陽園)
リビングの中央を走る巨大な梁がデザイン上のマイナス要素だったが、梁の両サイドに円柱を立て、デザインに生かすことで、クラシカルなインテリアを引き立たせるプラス要素に変えた。
クローゼット壁はミラー貼りで存在をなくし機能性もそなえた。
あえて斬新なペンダントランプで洗練された雰囲気に。
モデルルーム(名古屋星ヶ丘)
北欧をお手本に「しあわせな関係、都市と森の共生」をテーマに開発されたマンションのモデルルーム。生活を美しくするデザイン、家族の絆を大切にするレイアウト、モダンさの中に穏やかさ、優しさのあるインテリアをめざした。
朝の光が気持ちよい主寝室。
元気な男の子のための子ども部屋。青と緑は心を落ち着かせる色。
夜の明かりも美しい主寝室。
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高級住宅地に立地するマンションのモデルルーム。歴史的な洋館があり、明治、大正期の雰囲気を残す地域にふさわしいクラシカルとモダンが融合したテイストを追求した。