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藤倉 静子
Shizuko Fujikura
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自然素材
を吟味し、和空間をモダンに再生〜
和の空間が持つ心地よさ、やさしさを未来に伝える『古未来工房』。
顧客中心の姿勢と自然素材への深い理解で、ファンを増やす。
商 号
古未来工房 設計事務所
住 所
〒162-0811 東京都新宿区水道町4-25 三信ビル4F
TEL
03-5261-1867
FAX
03-5261-1868
ホームページ
http://www.komirai.com
日本の住まいの心地よさ、やさしさを未来に伝える。
社名にこめた思い
藤倉静子が建築・インテリアに取り組む思いは、「古未来工房」という社名にこめられている。日本の伝統的な住まいが持つ心地よさ、住まい手へのやさしさを、現代の人々に体験してもらい、未来の子どもたちに伝えてほしい──そんな思いだ。「『温故知新』がモットーです。人にも自然にもやさしい素材を厳選し、洋の空間に和のよさを採り入れています。お客様もホームページなどをご覧になり、私たちの考え方に賛同いただいてご依頼いただくケースがほとんどです」
雑誌の表紙を飾る仕事
古未来工房の活動や手がけた仕事は、頻繁にテレビ、雑誌などマスコミで紹介される。それも雑誌の表紙やトップページを飾ることが多い。「コンセプトがはっきりしていること、そして設計から施工まで仕事がていねいでお客様本意であることなどが、評価いただいているのだと思います」
自然素材を熟知し、打合せにじっくり時間を費やす。
顧客が中心という姿勢
藤倉は顧客との打ち合わせ、設計作業に十分な時間を費やす。この時間を惜しむと、工事中、竣工後のトラブルにつながるのだという。「住宅会社さんは打ち合わせもそこそこに施工を急ぎますが、それは企業の都合。私たちはお客様の立場に立つからこそ、設計の時間をたっぷり取るのです。そして、その姿勢を理解してくださる工務店さんと組んでいます。そうした工務店さんは仕事がていねいで手抜きがなく、施工時のクレームも発生しません」
自然素材を熟知した提案
自然素材への関心が高まる一方、知識不足ゆえの偏見もまだ根強い。 例えば、「無垢材は反りやすい上にコスト高なので、床暖房には使えない」という思い込みだ。事例で紹介するI邸(写真@〜C)は、無垢材のフローリングに床暖房を敷設しているが、材料の性質や対処の仕方を知れば、何の問題も起こらないと藤倉は言う。「よく乾燥した無垢材を使い、専用の自然素材塗料を表面と裏面に均等に塗ることで反りやあばれを防げるのです。また、必要な素材を厳選すれば、驚くほどリーズナブルな価格で入手することもできます」 自然素材の特徴を熟知した上での提案には説得力がある。I邸の引き渡し後一年が経ったころ、藤倉は無垢材の使用に疑問を持つ顧客をこの家に招いた。「無垢材の床暖房の心地よさを体感していただきたかったのです。お客様は裸足で床を歩き、『これだ!』と即決してくださいました」
住宅から店舗まで、和の空間をモダンに再生。
I邸リフォーム
娘夫婦との同居のため、旧宅をリフォーム。「ナチュラルでスタイリッシュな空間を」という若世帯の希望を採り入れ、木材の木肌を生かしながらモダンな空間に仕上げた。 LDK(写真B)は多世帯が集えるよう開放的に。キッチンとLDをハッチでつなぎ、さらにリビングから続くデッキスペースを広く確保して(写真A)開放感をいっそう高めた。「キッチンは改修してまだ三年目だったのですが、狭い上に動線が悪く使いにくかったので施主の要望により全面リフォームしました。キッチンだった場所はワークスペースにし、間仕切りをなくして大空間としたLD側に新しいキッチンを設置。ハッチタイプの収納で軽く仕切って、家族とのコミュニケーションを保ちました」 ダイニングチェアは、手作り家具の店で家族めいめいに選んでもらったもの。「みんなで家づくりに参加し、楽しんでいただきいたいのです。椅子の形は個性的ですが、素材と色を合わせて、家族の一体感も表しています」
〈天七〉リノベーション
横浜の老舗天ぷら屋『天七』を「伝統の味とともに形という財産を生かす」というコンセプトでリノベーション。日本古来のわび、さび、しつらいを未来形にデザインし、得意客にも新規客 にも新鮮な驚きを与える(写真D〜H)。「細部にいたるまで素材を吟味し、和のしつらえを生かしながら、新しい空間デザインをめざしました。ホームページ上でも特設ページを設けて紹介していますので、ぜひご覧ください」
◆天職は身近なところに
大工の棟梁の家に生まれ、幼いころから家づくりに興味を持っていましたが、当時建築は男の世界。女性が立ち入るのはとうてい無理と考え、航空会社に就職しました。
仕事は充実していましたが、「ライフワークにふさわしい職業を」と模索した結果、建築の世界にもインテリアという入口があることを知り、住み慣れた世界に戻ってくることに。
インテリアスクールで基礎を学び、設計事務所で修行を積みながらインテリアコーディネーター、二級建築士など、住関係の資格を取得し、理想の家づくりを求めて独立。今年で11年目になります。
幼い頃の記憶が今も生きているのでしょうか、当初から「日本の住まい、伝統工法、自然素材」を強く意識しながら仕事をしてきました。 最近、自然志向、健康志向が消費者の皆様にも行き渡り、喜ばしく思っています。
和の空間の魅力や自然素材の正しい知識などを多くの方にお伝えしたいので、セミナー活動も時間の許す限り協力させていただいております。
(画像をクリックすると拡大表示されます。)
@I邸 キッチンとLD:ハッチでつなぎ連続性を持たせる。キッチンはゆとりのある動線で作業性を向上、奥には家事室が。
AI邸 LDとデッキ:デッキは隣家とのプライバシーを考慮しつつ幅広く取り、開放感を高めた。
BI邸 LDK:家族が集う広々とした空間。「ナチュラルでスタイリッシュな空間に」という施主の要望に応え、自然素材の木肌を生かしながら、収納や照明などにモダンな要素を採り入れた。
CI邸 化粧室
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