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逍レ 有香子
Yukako Enome
〜実務で鍛えた
専門技術(スペシャリティ)
を駆使するトータルな家づくり〜
幾多の専門職のキャリアを経て、体得した専門技術。
空間設計、照明計画、造作家具、ファブリックス等に強みを発揮する。
商 号
逍レデザイン室
住 所
〒466-0062 名古屋市昭和区狭間町4 名古屋工業会館3F
TEL
052-734-6544
FAX
052-734-6544
ホームページ
http://www.enome-design.com/
トータルな家づくり。顧客のライフスタイルに共感する力。
住まいづくりをトータルに
内装業や照明メーカーなど、多方面の専門職種で経験を積んだ逍レ(えのめ)有香子は、独立後、オーダーメイドマンションの内部設計、戸建住宅・マンションのリフォーム・インテリア設計を中心に、数多くの生活空間をデザインしている。「住宅は人を守り、人の生活を包括した空間です。インテリアのデザインを専門としていても、空間設計から、家具、照明、ファブリックスの計画、食器やアートのスタイリングまで、全体を通してトータルにケアできる能力がなければ、心地よく安らぎに満ちた生活空間は作れないと思います。その上で、住まい手のライフスタイルに共感し、要望を読み解くことで、はじめてお客様が本当に満足できる住宅計画ができるのではないでしょうか」
専門職のキャリアを経て、実務経験で身につけたスペシャリティ。
実務で鍛えた技能を生かして
建築士の資格を持ち、住まいの計画をトータルにプロデュースする逍レだが、照明計画、ファブリックス計画、造作家具設計など、インテリアの専門分野のクオリティの高さにも定評がある。「若い頃は服飾関係のスタイリングをしていましたので、ファブリックスの扱いやデコレーションのテクニックをこのとき身につけました。また、建設業者だった父の関係で、一時期自営の内装業者でハウスメーカーのインテリアコーディネート業務も経験しました。さらに、照明に興味を持ち、ヤマギワとコイズミ照明に勤務。その後、LED照明計画の第一人者・落合勉さんのスタッフとしてプロジェクトに加わる機会を得て、最先端の照明計画を体験しました。実務で鍛えた専門技術が、現在の仕事にたいへん役立っています」
照明計画、造作収納、特注家具、小物等の工夫で、高級感を演出。
H邸
オーダーメイドマンションの内部(インフィル)設計。オーダーメイドマンションは、契約時、施主が自由にインテリアを決定できるもので、基本的な設計図をもとに、要望に応じて間取りの変更や造作家具の設計などを行う。Hさんは夫婦に子ども二人の家族。要望は、収納を充実させながらLDや個室を広く取りたいというものだった。スペイン製の手持ちの家具など、モダンなインテリアの中にクラシックの要素をどう採り入れるかも課題となった(写真CD)。「限られた空間の中で収納をどう多く取るかに苦労しました。着物を収める桐の竿十段など、特別な収納のスペース確保や照明の配線計画のため、マンションの設計スタッフと討論し、設計変更を重ねて、ご満足いただけるプランを提出することができました」
H邸特注家具
H邸では、ダイニング脇に設置する特注の収納家具の製作に腐心した(写真D)。輪島塗や金工細工など故郷石川県の技術者との協同作業は、逍レにとてとりわけ思い出深い仕事となった。「取手と蝶番は金沢市の金工作家・加澤美照工房さんにオリジナルでオーダーしました。加澤さんは、二〇一三年の伊勢神宮の式年遷宮で奉納する神宝も手がけられている方です。H邸は薔薇がお好きな奥様に合わせて、薔薇柄の装飾を各所に使っていましたので、取手にも、と相談したところ、加澤さんは『洋風の薔薇柄はやったことがないので是非やりたい』とこころよく引き受けて下さいました。内部は、着物箪笥の竿をのせるように輪島塗の桐のトレイを作り、カップ&ソーサーが五客入るように提案しました。故郷石川県の名工との繋がりができたことは大変幸せでした」
モデルルーム
ゼネコンの依頼で、既存のモデルルームを設計変更。エクゼクティブクラスの三人家族という設定で、現状のプランはそのままに、高級感を出したいという厳しい要望だった(写真@〜B)。「予算も限られていたので苦労しました。造作は小物にいたるまで米べいまつ松にこだわって制作し、重厚感と統一感を出 せたと思います。照明には特に注意をはらい、モデルルームという見せる空間、新生活に夢を抱いていただくインテリアを演出しました」
◆原風景は故郷に
石川県出身です。〈小京都〉とも呼ばれる土地柄、家には当たり前のように琴・三味線があり、ものごころついたころには、祖母や母から着物の着付けやお茶の作法を伝授されていました。愛読書は母の理容室に置いてあった『家庭画報』。日本的で、家庭的な愛情に満ちた毎日でした。
そんな幼少時の生活体験は、お客様の相談を受け、住まいへの要望をうかがうとき、大きな力になっています。着物の収納などのご相談はもちろん、和と洋、伝統と現代をミックスさせたスタイルも得意としています。なにより、ご家族が新しい住まいの中で愛情に満ちた生活を送っている姿を想像し、その実現に向かってプランをご提案できるのは、幸せな家庭体験のたまものだと思っています。
金沢の名工とのコラボは貴重な体験でした。これからも私自身の原風景をたどり、日本の伝統文化を現在によみがえらせる力添えをしていきたいと考えています。
(画像をクリックすると拡大表示されます。)
CH邸 リビング:LED の美しい灯りがポイント。
EH邸別邸 クラシックテイストのダイニング
@モデルルーム 主寝室:モデルルームという見せる空間であることを意識したライティング。
DH邸 ダイニングと特注家具:うるし塗りの特注家具は金工作家による銀の蝶番がアクセントに。
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