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インテリアコーディネーター名鑑 interior coordinator directory
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インテリアコーディネーター掲載者詳細
亀井 寿子Junko Kamei
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〜華麗な空間演出で家づくりをトータルに〜
店舗設計の経験を生かした空間の演出力。
照明計画、家具設計等に強みを発揮しつつ、空間設計の段階から家づくりをプロデュースする。
商 号
株式会社 Juju INTERIOR DESIGNS
住 所
〒470-0117 愛知県日進市藤塚1-128
TEL
0561-58-1061
FAX
0561-58-1061
ホームページ
http://www.tc-juju.com
現在のお仕事の内容や資格についてなどをお聞きしたインタビュー動画です。
空間設計からトータルにケア。施主とともにつくりあげるインテリア。

顧客の要望をかなえるために

店舗設計、大手住宅メーカー、ビルダーなどで設計・インテリアの経験を積み、二〇〇六年に独立した亀井寿子は、戸建住宅・マンションのリフォーム、オーダーマンションの内部設計を中心に、住宅会社のショールーム、ジュエリーのアトリエ、フィットネスクラブ、病院などのインテリア設計と、幅広い分野で活躍している。「お客様の要望をかなえるため、自由に設計や商品選択がしたいという思いでフリーになりました。建築士の資格も持っていますので、リフォームでも、間取りの変更や造作家具の制作など、空間設計の段階からお引き受けさせていただいています。一緒に住宅、インテリアをつくり上げていくパートナーとして、お気軽に声をかけていただければと思います」
店舗設計で培った演出力を住宅にも発揮。

空間演出で生活に潤いを

店舗設計、オフィスプランニング、施設設計からキャリアをスタートさせた亀井は、テーマをもった家づくり、招待客に感動を与えるインテリア計画が得意だ。「実例でご紹介させていただいた仕事のように、見せる空間、テーマのあるインテリアのご用命をいただくことが多く、得意としています。先日も『バリのリゾートホテルのインテリア』という施主のご要望に応えましたが、『こんな家がほしい』という思いを遠慮なくぶつけていただけば、真に心地よく、潤いに満ちた住まいをご提供できるのです」
照明計画、造作家具設計…、技術を駆使して希望の空間を創造。

マンションリフォーム・S社邸

企業所有のマンション。海外の顧客や社員が宿泊するための保養施設として利用しているので、畳の部屋、畳コーナーなど和の要素を採り入れつつも、来客のアメニティに注意をはらった。「この仕事では、造作家具にも力を入れました。例えば、ダイニングのコーナーに設けた飾り棚は柱の凸部を利用したもの(写真B)。内部に鏡を張って、空間に広がりを持たせました。AVの収納(写真C)は、両側の出入口枠にきっちり納まるように設計、空調の関係で天井照明の位置取りが難しく、収納上部に蛍光管を組み込んで、天井面を照らす間接照明としました。寝室は壁一面に渡るベッドのヘッドボードを制作(写真D)。頭の部分は、ウレタンにレザーを巻いてクッションに。天井の梁を隠すために木製の天蓋を造り、中に照明を組み込みました」

オーダーメイドマンション

契約後、インテリアを自由にコーディネートできるタイプの新築マンション。依頼主は一人暮らしの男性で、「友人を招いてのホームパーティに対応できて、生活臭のない部屋」を希望された。「照明計画に凝って、非日常的な空間を演出しています(写真EF)。ダイニングで食事をすることもあまりないというお話しでしたので、キッチンまわりは店舗を意識してデザインしました。ライティングにはハロゲンランプを用い、足もとに照明を組み込んだバーカウンターを設計しています。リビングは既存の折上げ天井を少しアレンジして間接照明を組み込み、ダウンライトはユニバーサルタイプ(首振り型)で、演出効果に変化をもたせるよう工夫しました」

二世帯住宅・K邸

ダイナミックな傾斜天井の二階に、シアターリビングを設置。同時に、学校帰りの子どもと必ず顔を合わせられるプランを、という要望に応えた(写真@A)。「お手持ちのドレクセルの輸入家具に合わせて、クラシックモダンのスタイルでまとめました。過剰な装飾はひかえてモダンさをキープする一方、円柱やコーニス風のカーテンボックスを設計し、対称的な配置でクラシックな部分を打ち出しました。お子様とのコミュニケーションを、というご要望には、リビング内に回廊を設け、リビングの雰囲気を乱さず、同時に家族の空気感を感じることができるプランでご了解いただきました」


◆英国インテリアデザイン協会「BIID」正会員
 自分自身の可能性を広げるために、いろいろなことに挑戦しています。
 イギリスのインテリアデザイナーの協会British Institute ofInterior Design Ltd(www.BIID.org.uk)の会員になったのもその一つ。この協会は、ヨーロッパはもとより、ドバイやロシアなど、世界的に活躍するインテリアデザイナーが多数所属する権威ある組織です。
 「日本の枠にとらわれず世界の素晴しいデザインに接して吸収し、情報や商材を私のフィルターを通して提供できるデザイナーでありたい」との思いから入会を希望し、各種審査を経て会員になることができました。
 ヨーロッパの会員資格に挑戦したことで、逆に日本文化の洗練された魅力を見直すきっかけにもなりました。自国の文化を十分理解したうえで、それを単純に継承していくのではなく、世界のインテリア(洋)と日本(和)との「融合」を、新しい形、独自のデザインでどう表現していくか──大きなテーマですが、BIIDのHPでも紹介され、私自身の目標のひとつになっています。
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@K邸 シアターリビング
AK邸 エントランス:手持ちの輸入家具に合わせてクラシックモダンのスタイルで統一。過剰な装飾は抑えながら、傾斜天井を利用したダイナミックな空間にクラシカルな要素を採り入れた。
BS邸 ダイニング:海外の来客を招くサロン的な役割の空間。柱の凸部を利用した飾り棚は、内部を鏡張りにして空間に広がりをもたせた。手前には畳コーナーを設けている。
CS邸 AV機器の収納。