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インテリアコーディネーター名鑑 interior coordinator directory
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インテリアコーディネーター掲載者詳細
隈元 慎一Shinichi Kumamoto
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〜魅惑のモデルルームは実務で身につけた技術とセンスのたまもの〜
インテリア関連企業や設計事務所で身につけたインテリアの技術とセンスを活かし、人気の高いマンションをプロデュース。
企業にもエンドユーザーにも喜ばれる。
商 号
スペースプロデュース【プロード】
住 所
〒800-0217 北九州市小倉南区下曽根4-15-2
TEL
093-921-7398
FAX
093-921-7398
モデルルームから個々のインテリアまで一括してプロデュース。

即完売のマンションを手がける

隈元慎一が率いるインテリアコーディネーター組織〈スペースプロデュース・プロード〉は、デベロッパーとのコントラクト契約により、マンションのモデルルームのプロデュースから、個々の契約客へのインテリアコーディネーションまで、一括して引き受けている。「個人住宅や店舗もお引き受けしていますが、私たちのプロデュースするマンションは、生活しやすい空間を提案することで好評です。契約客に対しては、間取り設計からインテリア・ライフスタイル提案まで、きめ細かい対応で入居後の満足度も高く、その結果、再契約を望まれる企業が多い状況です。私たちはまた、ソフト料のみで物販はしていませんので、顧客の負担も小さく、的確な提案を行うことで、信頼を頂戴しているのかもしれません」
空間のリアリティを追求するモデルルームが人気。

すっきりと広い空間

人気のモデルルームをプロデュースする秘訣は、「空間づくり」にあると隈元は言う。「通常のモデルルームは、高級な輸入家具を並べたり、豪華な小物で飾りつけたりと、“もの”でユーザーを引きつけようとしています。ものがあふれているので、部屋が狭く感じられ、生活感もあまりありません。一方、私が重視するのは“空間”。一目見てすっきりと広く感じられ、明日からでもここで生活したいと思えるリアリティがある空間なのです」

実務で身につけたセンス

魅力的なモデルルームを年に五〇件以上造りつづける隈元のテクニックとセンスは、インテリア関連企業での実務を通して身につけたものだ。「インテリアの資格は持っていますが、建築の学校には行っていません。インテリアコーディネーターがまだ存在していなかったころから、大手家具店、設計事務所、インテリア商社、キッチンメーカーなどで、インテリアのプロデュースから施工まであらゆる業務に携わり、机上の学習では得られない生きた知識と技術を蓄積してきました。予想されるお客様の生活の姿を読み、使いやすく住み心地の優れた部屋を提案し実現する力は誰にも負けません」
独自の「読み」で、デベロッパーのコンセプトを変更させることも。

モデルルームA

市のテニスコートなどが近く、若いファミリーの需要が期待できる地域。明るく元気が出るオレンジ系のカラーでまとめた(写真@)。「リビングの鋭角状のコーナーをカットするようにテレビ台を設けました。こうすると空間の無駄づかいのように感じられるかもしれませんが、窮屈なコーナーを残すより、この方が部屋が広く見えるのです。飾り棚は半透明のガラスを設けて廊下の照明を導き、間接照明のような効果を生むように設計しました」

モデルルームB

デベロッパーの意向は「二〇代がターゲット」。しかし隈元はあえてその考えに異を唱え、和を採り入れた落ちついた雰囲気のモデルルームを提案した(写真A)。「このマンションは高級料亭の跡地に建てた物件。地元の入居希望者も多いと考え、和紙のプリーツスクリーンや畳など、和のテイストでまとめました。エントランスも竹などを使って料亭風にデザインした結果、エンドユーザーに好評で、コンセプトが間違っていなかったことが証明されました」

モデルルームC

ファミリー向けの物件。家族が料理や食事を楽しみ、子どもが成長する姿までが想像できるアイランドキッチンが話題を呼んだ(写真B)。「キッチンを計画するうえでは、家事動線や収納などを考えることはもちろんですが、食器の片付けやすさや掃除のしやすさなど、働く人の使い勝手やメンテナンスのことまで考慮した提案をこころがけています。また、食品サンプルなど小物に懲り、東京まで買い付けにいったりしますが、それもあくまで生活のリアリティを再現するためなのです」


◆インテリア少年でした
 ソフトテニスで福岡県のチャンピオンになった体育会系の少年時代を送る一方、インテリアの魅力に早くからめざめ、中学生のころには自室を改装して楽しんでいました。
 就職にあたっては、将来性の高い「インテリア少年」の道を選択、地元の大手家具会社〈原家具〉に入社しました。当時は住宅会社にもインテリアコーディネーターがほとんどいなかった時代なので、モデルルームの仕事なども家具会社が引き受け、私が主に担当していました。
 その後、ヤマハリビングテック、建築設計事務所を経て、イトキンのコントラクト部門に入社。このときは、九州から広島までエリアとして、モデルルームの他、ハウステンボスのマンションや商業施設などもデザインしていました。
 インテリアのプロデュースがメインですが、基礎設計で間取りに問題があればそれを指摘して改善してもらうなど、建築設計から施工管理まで関わっています。
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@モデルルームA リビング:若い層を対象にしたマンション。床面積に余裕があったので、変形のコーナーをカットしてテレビ台に。飾り棚は、半透明ガラスで玄関の照明を導いて間接照明の効果を出した。
AモデルルームB リビング:料亭の跡地に建てたマンション。土地柄を重視して、木肌を強調した家具、プリーツスクリーンなどを用い、和風テイストの落ちついた雰囲気でまとめた。
BモデルルームC ダイニング・キッチン:アイランドタイプで、配膳しやすく片付けやすいキッチン。半円形のコーナーにはPC コーナーを設けて、デッドスペースを有効に活用した。
CモデルルームD リビング:内装材に珪藻土、調湿タイル等を使用した健康空間を提案。